介護用オムツの種類と選び方、賢く購入するために

こんにちは。2人の子どもを育てながら夫婦共働き、看護師をやっているワーママtomo@hidepink_です。

大切な人の急な入院。

看護師にオムツの用意を依頼されて、ドラッグストアに直行するけれど、

種類の多さにどれを買ったらいいのか

混乱しますよね。

購入して持っていくと、追加で依頼されたりなんてこともありますね。

今回はそれぞれの用途や価格についてご説明します。

 

目次

オムツの種類

テープタイプのオムツ

オムツでイメージするのはこのタイプではないでしょうか。

対象となる人:寝て過ごす時間が長い、横になった状態でオムツを交換する場合に使います。

サイズの目安:ヒップのサイズで選びます。

 

パンツタイプのオムツ

 

いわゆるパンツと同じ形状です。

対象となる人:1人で歩ける、もしくは介助があれば歩ける、介助があれば立てる場合に使います。

最初は寝て過ごす時間が長かった方でも、治療やリハビリが進むと、パンツタイプに変えることがあります。

(看護師も状態の変化をみながら、購入依頼することもあるので、ご協力お願いします)

サイズ目安:ウエストのサイズで選びます。

尿とりパッド

テープ・パンツタイプの中に入れて使います。

パッドは取り外して交換する時間も短く済み、どの医療・療養・介護施設でも併用して使用されています。

オムツとパット両方使用すると、コストが高くなるんじゃないかと不安になりますよね。

ですが、花王リリーフの調べでは、オムツとの併用のほうが、

コストが1か月3000円ほど安くなるとのデータもあります。

使用の目安

 

1回量を150mlとしているメーカーが多いです

昼間(又は自分で歩行できる):2~3回吸収

長時間(又は介助で立てる):4~5回吸収

夜間:6回吸収

入院中、ご自身で排泄できない方や交換できない方は、1日を3つの時間帯に分けたとして、

深夜(1時~9時):2回

日中(9時~17時):3回

準夜(17時~1時):2回

の目安では交換します。ですので、パッドは最低でも7枚/日は必要です。

テープタイプ・パンツタイプは汚染がない限り、1回/日です。

この間にも量が多いや排便があれば、その都度交換しますので、あくまで目安です。

排泄物に長時間触れていると、皮膚のトラブルの原因となるので、

4~5回吸収とあっても必要に応じて交換します。

入院中であれば、オムツに併用するパッドは昼用(2~3回)でいいかもしれません。

夜間は睡眠をとってもらうことが必要なので、

吸収力の高いパッドを合わせてご持参頂けると助かります。

※テープタイプ・パンツタイプの吸収力+パッドの吸収力ではないので、ご注意ください

(例テープタイプ3回吸収+パッド3回吸収=6回吸収ではなく、パッドの3回吸収で考えてください)

オムツの価格

代表的なメーカーの物を調べてみました。

パンツタイプ

花王/リリーフ

うす型(3回分)M~L44枚:2516円(57円/枚)

白十字/サルバ

うす型(2回分)M~L34枚:1690円(50円/枚)

日本製紙クレシア/アクティ

うす型(2回分)M~L22枚:1147円(52円/枚)

ユニ・チャーム/ライフリー

うす型(2回分)M34枚:2325円(68円/枚)

エリエール/アテント

うす型(2回分)M~L28枚:1441円(51円/枚)

 

テープタイプ

 

花王/リリーフ

M15枚1557円/(77円/枚)

白十字

M20枚1550円/(76円/枚)

日本製紙クレシア/アクティ

M~L30枚3180円/(106円/枚)

ユニ・チャーム/ライフリー

M20枚1622円/(83円/枚)

エリエール/アテント

M30枚2341円/(78円/枚)

尿とりパッド

 

花王/リリーフ

3回吸収30枚:641円/(21円/枚)

白十字

2回吸収26枚:569円/(22円/枚)

日本製紙クレシア/アクティ

3回吸収24枚:445円/(19円/枚)

ユニ・チャーム/ライフリー

3回吸収30枚:1422円/(47円/枚)

エリエール/アテント

3回吸収30枚:499円/(17円/枚)

医療費控除の対象

1年間10万円以上の医療費を支払った場合に、納めた税金の一部が還付金として戻ってくる制度

医療費の支払いの中には、医師が必要と認めた「大人用紙おむつ」の購入も認められます。

詳しくは医療費控除についてお調べください。

まとめ

各メーカーから様々な種類の介護用オムツ販売されていますが、病院では正直メーカーは問いません。

コストの一番安いタイプでも、ケアが充実していれば皮膚のトラブルは起こりにくいです。

テープタイプ、パンツタイプの違いがあることを理解していただき、

看護師が依頼するタイミングでご購入いただけたらと思います。

 

 

 

 

 

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